『「シューカツ」という理不尽』（本田由紀）

　東京大学大学院教育学研究科の本田由紀教授が『ＵＰ』（東京大学出版会）２０１０年８月号の１ページから６ページにかけて就職活動について教育社会学の立場から論考を示されています。


　厳しい状況が生まれる背景として、本田教授は以下の３点を挙げています。 １、世界的な経済環境と産業構造変化により、企業が厳選傾向を　　 　　強めていること。 ２、「人格」や「人物」という曖昧な基準による採用が歯止めなく 　　昂進されていること。 ３、一部の大企業に広範囲の新卒応募者が来て、「目詰まり」状態に 　　なり、ふるい分けの手段が多面化・多層化しているため。


　こうした厳しい状況のもとで今春「１０万人程度」が事実上の就職浪人となっているようです。　

さらに、厚生労働省の『平成２１年度版　労働経済の分析』に拠れば正社員も就職後３年以内に４割近くが離職しているのです。


　本田教授は「のどかな時代はすでに終わった。」（前掲：６ページ上段５行目から６行目）と述べています。

タグ：就職 新卒採用 就職浪人

オンリー・ワンの時代が終わる時

　学生時代は「かけがえのない存在」として大切に扱われます。
それは輝かしい時代であり、愛おしいとも言えます。

　しかし、社会に出ると、そうは行きません。数万人を率いる社長でも
「代わり」はいるのです。「代わり」を用意しておかないと組織は困る
のです。

　昭和女子大学の坂東眞理子学長は、厳しい環境で揉まれないと
「ひよわな花」になるかも知れないと言っています。
（『アエラ』２０１０年９月６日号５２ページ参照）

　いつか、巣立つ日を迎えます。子供は親を、生徒は教師を
追い越すのです。私は、いつもそう言いながら、卒業生を送り出しました。
人間が飛行機を作れたのはなぜでしょうか。前の世代を乗り越えたから
だと思います。



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タグ：競争 順位 ひよわな花 坂東眞理子 昭和女子大学

今日の東京都私立学校展（有楽町国際フォーラム）

　昨日と今日の２日間にわたり、有楽町の国際フォーラムで都内の全ての私立小中高が集う標題の催し物がありました。



　昨年は６万８０００人近くの参加者があったそうですが、今年も混雑していました。



　人気のブースは１０人から２０人は並んでいました。驚いたのは待ち時間にｉＰＡＤで学校紹介ビデオを見せていたことです。今はそういう時代なのですね。
　


沢山の資料をいただき、 塾生に見せることができます。

タグ：進路選択 中学受験 高校受験

警察官への道

　１次試験（教養・割作文）と２次試験（身体検査・体力検査・面接）があります。 教養試験のレベルは「警察官三類：B採用試験」の場合、高卒程度で社会、人文、 自然の分野から出題されます。 　政治、経済、社会、日本史、世界史、地理、倫理、文学・芸術、国語、英語、 数学、生物、化学、物理、地学、文章理解、数的推理、判断推理、方位・位置・ 道順・手順・数量条件、順序・対応、資料解釈などから出題されることが多いようです。 　高卒程度ではありますが、高校生だけが受験するわけではありません。 公務員ですから、それなりの人気があります。民間企業では高卒で正社員に 採用されるのが難しくなっているので、警察官などの公務員志向は高まると 予想されます。 　採用されれば、給与が支給されますし、大学生とも競争するわけですから 「大学入試」よりも厳しいかも知れません。 　綱島教室では小学校１年生から高校３年生まで受け入れますので、 高卒程度の公務員試験を目指す高校生も歓迎します。


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タグ：警察官 早稲田育英ゼミナール 綱島教室 公務員試験

普通教室におけるエアコンの有無

　猛暑が続いています。綱島教室の地元の公立小学校は
まだ、夏休みではありません。

　教室は相当暑いと思います。地元公立中学は夏休みに
入りましたが、「気温」により夏休みを早めることはできない
ようで、生徒も先生も大変です。

　進路を考える際に、教室環境は大きな意味を持ちます。
エアコンのある高校に行きたいという中学生はたくさんいるでしょう。
これだけ暑ければ当然だろう思います。

　ただ、残念ながら、私立高校に比べ、公立高校のエアコン設置率は
低いように思われます、数年前に、ある自治体が「冷房費」を別途徴収し
全ての公立高校の普通教室にエアコンを設置したことがニュースに
なりました。

タグ：冷房 エアコン 教室環境 進路選択

学校見学の予定

　受験するかも知れない中学、高校、大学に足を運ぶのは長い夏休みが
多いと思いますが、友人と行く人と自分ひとりで行く人がいます。

　どちらが良いかというと「自分ひとり」です。「競争試験」は「個人戦」だからです、
ひとりで行くことで緊張感を保てます。誰と行くかではなく、「どこの学校」に行くかが
問題なのです。

　経験則に拠れば、「自分ひとり」派の方が学力が伸びています。
ひとりで行動するのは怖いかも知れません。でも、受験は「怖い」ものです。

　それを心に刻む夏であってほしいのです。




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タグ：オープン・キャンパス 学校見学会 模擬授業

全国高校野球選手権大会神奈川予選が始まりました。

　昨日から始まりました。塾生に観戦を勧めています。
あの熱い空気を体感して、進路を考えて欲しいからです。

　特に、勝てば甲子園という試合は痺れます。

タグ：高校野球 甲子園 神奈川大会

就職浪人が７万９０００人

　今朝の読売新聞１面トップ記事でした。
就職が決まらないまま卒業した３万１０００人を
加えると１１万人となります。

　来春の卒業予定者は５６万８０００人ぐらいですから、
７人に１人は「就職留年」ということになります。

　厳しい現実ですね。

タグ：就職難

東京都私立学校展進学相談会

　２０１０年８月２１日と２２日に東京国際フォーラムで開催されます。
都内の全ての私立小中高が参加する大きなイベントです。

　去年は６６５００名が参加したそうです。私も行きましたが
物凄い人で息苦しいほどでした。

　私立小学校は５４校、私立中高は４２１校が参加します。
両日とも先着１万名にオリジナル・エコ・バッグがプレゼント
されます。

　主催はは東京私立中学高等学校協会、東京私立初等学校協会、
東京私学財団です。

　１０月１７日には池袋のサンシャインで池袋進学相談会が
ありますが、早目に参加し、進路選択は大きなイベントである
ことを体感してもらえればと思います。


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タグ：進路選択 小学校入試 中学入試 高校入試 エコ・バッグ 東京国際フォーラム

全私学展（２０１０年７月１９日）

　７月１９日の１０時３０分から１６時まで神奈川県内の１４１の私立中学・高校の
合同展示会がパシィフィコ横浜で開催されます。

　明日、行われる「全公立展」同様、自分の進路について、考える
貴重な機会となるでしょう。

　毎年、参加した塾生や保護者は入場者の数に驚き、進路決定がビッグ・
イベントであることを肌で感じてきます。


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タグ：公立高校 私立高校 神奈川県 進路選択