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「ぬいぐるみのお泊り」というアイディア [国語学習]

 神奈川県川崎市の図書館で子供のぬいぐるみを一晩預かり、
本を読んでいる様子や仕事をしている姿を職員が撮影し、
子供に見せるという企画があります。

 私は図書館司書及び学校図書館司書教諭の資格を持つのですが、
そうした企画を生み出す発想の豊かさに感銘を受けました。

 ぬいぐるみは「子供の分身」なのですね。都内公立中学の教員をしてきて
多くの中学生に出会い、今は神奈川県横浜市で塾を開き、小学生から高校生まで
受け入れていますが、それよりも幼少の年代とは触れ合う機会がありません。

 インクの香り、ページを繰る乾いた音、書架から本を抜き出す時の息遣い、
図書館は、そうしたものを体感する素敵な出会いの場なのです。

 未来の読者を信じて、筆を執る者がいて、出版する者がいます。
数多の書籍の中から知恵を絞り、選書していく作業は図書館員にとって
至福の時です。

 そうして、書架に並んだ本は読者を待っているのです。読者を誘うのが
図書館員の素敵な仕事です。そこに、ぬいぐるみたちが参加するように
なったのでしょう。
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