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2012年春からの中学英語 [英語学習]

 「ゆとり教育」が終わり、「実り教育」が始まるなどとも
言われますが、実際にはどうなるのか、少し眺めてみましょう。

 英語に関しては以下の通りです。

1、週時数が3コマから4コマに増えます。

2、文法的な知識・理解が重視されます。

3、読解力も「高校英語への橋渡し」を意識した内容になります。

4、語彙が900語から1200語に増えます。

 さて、英語を学ぶ中学生の様子は、どうでしょうか。
2009年1月から2月にかけてベネッセ教育研究開発センターが
実施したアンケートに拠れば、中学2年生で「やや苦手」が32.5パーセント、
「とても苦手」が29.3パーセントとなっています。

 中学2年の1月から2月の時点での数字です。これから「語彙1200語時代」に
なれば「苦手」と感じる生徒は増加しそうな気がします。

 「苦手」なものは「嫌い」になります。でも、それでは困りますね。

 私は都内公立中学で社会科を教えていましたが、生徒を見ていると、
英語に関しては早い場合は夏休み明けから「苦手」意識が芽生えることが
分かりました。

 次は中1の「冬休み明け」でした。経験則に拠れば、中学1年の期末試験を受ける頃に
「苦手意識」がなければ、その後は、大丈夫なことが多いのです。

 これは生徒本人へのアンケートではなく、教員の目による観察結果及び英語の定期試験の
点数により分かることです。


 一般に生徒自身が「苦手」と感じ始める時期は「教員が気づく時期」よりも
遅いことが多いのです。

 さて、この文章を読んでおられる方の中に今春、中学に進学される
知り合いがいるのであれば、以下のことをお伝えしたいと思います。

 1学期の中間試験は満点を取りましょう。 

2学期の中間試験と期末試験は90点以上を取りましょう。

 英語は5教科の中で高校入試において、最も満点を取りやすい教科です。
中学1年の1学期に文法をきちんと身につければ何の心配もいりません。

 
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