「中３」から間に合うか否か

　中学３年生から通塾で間に合いますかと
尋ねられると、返答に窮します。

　「中学３年生」と「中学３年生の学力を有する生徒」はイコールとは
限らないからです。

　数学検定や英語検定で言えば、「４級」に合格してから中学３年生に
なったのであれば、「中学３年」からの通塾でも心配はいりません。

　問題は「学年」ではなく「学力」なのです。無学年進級式の
小学生専用教室を行うのも、「学力」に着目するからです。

　「すらら」も中学高校６年分の内容を行きつ戻りつ自由自在なので、
「無学年」と言えます。

　土曜日が完全に休日となり、１０年が経過しました。学力回帰の
流れにはなりましたが、「ゆとり教育」の期間は長く、その影響も
きわめて大きいと体感します。


　まずは「絶対評価」により、自身の学力を知ることが大事です。
母集団が少なくとも数万人、できれば数十万人規模の検定を受ける
ことが望ましいと考えます。校内に限定されない大きな母集団です。

　数学検定・英語検定・漢字検定・国語語彙検定などを奨励するのは
そうしたことがあるからです。

　早稲田育英ゼミナール綱島教室においては「中学３年」だからお断りする
ということはありませんが、「学力」を測定し、しかるべきプランを練り、
提案致します。たいていは「厳しい道」となりますが、神奈川県公立高校
入試制度が激変し、前期選抜が廃止された以上は避けることが出来ません。

　就職試験においても中学高校レベルの５教科の学力が問われることが
多いのは衆知の事実です。現実を直視することから道が開けます。

タグ：時間という資源 現実を直視 学年と学力