休みの効用

　塾は修行の場と私は言いますが、「休み」は必要です。
塾生も「勉強」ばかりしていては疲れてしまいます。

　炊事、掃除、洗濯、買い物などの家事もあるし、子供は
子供で忙しいのです。

　家族の一員として、学校の一員として、果たすべき役割があり、
そのあとに個人としての本分（勉学）があるのです。

　私の経験則に拠れば、家事・勉学・趣味の時間配分がうまい生徒は
学力が伸びます。大人になれば、「時間」という資源は、さらに希少な
ものとなるので、学生時代に、上手に使う術を磨くのが肝要です。

　そして、休んでいるときに「良い考え」が浮かぶこともあります。
散歩や風呂で「あっ、これだ」と叫びそうになる人もいるのです。

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