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保護者の学歴期待と児童の学力 [論文紹介]

 『教育社会学研究』80巻 (2007年5月31日)掲載の
「小学校の学力格差に挑む」


 お茶の水女子大学の耳塚寛明教授(現在は副学長)を中心とする
研究グループが関東地方の人口25万人程度の都市の小学校6年生を
対象に実施した調査と、その分析です。

 児童の保護者・在籍小学校の教員へのアンケート調査も実施しています。
算数のテストの得点に最も大きな影響を与えるのは「学校外教育費支出」なのですが、
2番目に大きいのは「世帯収入」でも「保護者最終学歴」でもありません。

 「保護者学歴期待」なのです。

期待する学歴が

中学校:31.6点
高校: 30.5点
専短大:41.4点
大学 :54.7点
大学院:76.8点

          このようになりました。小学校6年生の算数のテストの
         得点です。

 「学校外教育費」は
月額で
ゼロ円      35.3点
1万円未満    44・2点
1から3万円未満 49.9点
3から5万円未満 66、3点
5万円以上    78,4点

 早稲田育英ゼミナール綱島教室では月額5万円以上出してくださいと
申し上げる代わりに「大学院」を期待していただくことにしています。





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