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『グランドマアモーゼスのこころ』(文藝春秋編) [書籍紹介]

 アメリカのニューヨーク州グリニッチという農村で生まれ、12歳頃から働き、
27歳で結婚、10人の子供を授かるも5人が夭折、67歳で夫と死別。

 70歳を過ぎて絵筆を握るようになり、80歳で個展を開くに至ります。
手元の本は、1988年12月10日の第3刷で、第1刷は1987年12月25日
です。

 四季折々の風物が描かれるのですが、私は秋が好きです。農村では
実りの季節です。農民が育んできた命が芽吹き、実るのです。喜びは
静かに表現されるように思います。それが、モーゼスの画風なのかも
知れません。


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