『長崎の鐘』を聴きながら

　藤山一郎の歌う『長崎の鐘』を中２の歴史の授業で生徒に聴いてもらったことが あります。


　都内の公立中学で社会科の教員をしていた時です。１９４５年当時の最新技術は もはや「最新」ではなく、より多くの人の手の届くものになっていきます。私の目前の 生徒たちに、大量破壊兵器は核兵器だけではないこと、生物兵器・化学兵器も恐ろしい こと、そして、通常兵器と呼ばれるものも２次大戦当時とは比較にならない破壊力を持つ ことなどを伝えました。

学ぶことが知識の量を増やすだけではいけないのです。歴史に学び、未来を展望することで 今を生きる叡智が生まれて来なければならないのです。容易なことではありませんが、 「先生」と呼ばれる者としての責務であると今も考えています。



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タグ：長崎 原爆 核廃絶 プラハ演説 永井隆 大量破壊兵器 通常兵器