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児童・生徒の作品と学校図書館 [中学受験]

 小中高大と図書館がありますが、卒業生の作品の保管・管理を行うところは
多くないかも知れません。

 例えば、社会科でレポートを書いたとします。それを分類して、後輩のために
収蔵しておくのは大変です。

 大学院博士課程後期なら博士号請求論文を所属大学と国立国会図書館に
提出するのですが、博士課程前期で修士号請求論文となると国会図書館には
出しません。所属大学の図書館だけです。

 高校だと、まとまった論文なりレポートなりが必須のところとそうでないところが
あると思います。小中も同様でしょう。

 そうなると、何か調べてまとまったものを書こうとした時に手本が見当たらない
ということになります。

 私はかつて公立中学で社会科の教員をしていて、生徒にレポートを書かせて
コメントをつけて返していましたが、学校図書館で整理して収蔵するのは
困難でした。専任の図書館司書教諭がおらず、有資格者の教員が兼任で
図書館に詰めていたからです。

 これは人件費の問題で、公立中学が学費を無償にしているだけでも国庫は
大きな負担をしていますから、それ以上望むのは厳しいかなと思います。

 これが私立になると図書館機能の充実に予算を重点的につけることも
可能です。社会科のレポートに力を入れている私立中学や高校は先輩の
作品を収蔵し、後輩の参考になるようにしています。

 勿論、それも「学費」の一部と言えば、その通りです。


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